ボツワナの地理

ボツワナってどこにあるの?

日本では、ほとんど知られていない国、ボツワナは、ナミビア。ザンビア、ジンバブエ、南アフリカ共和国に囲まれた南部アフリカの内陸国です。

位置は、東経20~30度、南緯18~27度ですから、南回帰線(南緯23度26分)国を横切っており、北は熱帯、南は亜熱帯になります。北半球では台湾が北緯21~25度で、北回帰線が通っていますから、同じような位置関係になります。

国土全体が、標高1000mほどにある平地で、国土の80%は乾燥した砂地にブッシュ(灌木)が点在するサバンナ地帯になっており、ところどころに小さな岩の丘があります。

代表的な場所

1 首都ハボロネ

計画的に整備された区画に、官公庁のビルが整然と配置されています。

ハボロネ駅前あたりには、ショッピングセンターや長距離バスセンターがあり、人混みで賑わっています。下の写真はコンビ乗り場付近の様子。コンビというのは、ハイエースなどのワゴン車を改造した個人営業の小型乗り合いバスで、ルートは決まっていますが、定員にならないと出発しません。ハボロネ市内には近代的なショッピング・モールがいくつかあり大きなスーパーや映画館もあって、アメリカと同じような感覚で生活できます。

この他に、空港やバスターミナルのある拠点都市としては、フランシスタウンとマウンがあります。

次に、代表的な自然保護地区を紹介します。

ボツワナは野生動物の宝庫と言われ、Big5と言われるライオン、豹、象、カバ、水牛をはじめ、たいていのアフリカに生息する大型ほ乳類が見られます。国土のう悪17%は国立公園や野生動物保護区として管理されており、密猟などもなく、象の数は世界一で、現在10万4000頭以上いるそうです。

2.オカバンゴ・デルタ

オカバンゴ・デルタは、上流のアンゴラで降った雨が流れ込んで三角状に広がる広大な湿地帯です。乾季には干上がりますが、雨季にはアンゴラからの流れが三角形に広がって大地を覆い、道路も水没します。その先はサバンナの大地に吸い込まれ、また蒸発してマウンの手前で消えていきます。世界的に有名な自然の宝庫としてNHKでも時々紹介されますが、、2014年にはユネスコの世界自然遺産に登録されました。

3.チョベ国立公園

4.セントラル・カラハリ動物保護区

5.マガディガディ・パン

6.チュリ動物保護区

ボツワナの気候

北部は熱帯気候、東部は半乾燥・亜熱帯気候、西部はカラハリ砂漠がある乾燥した地域です。

雨季はボツワナの夏(11月から3月)で、1月から2月が最も雨量が多いですが、日本の梅雨のような長雨ではなく、激しい雨が短時間降ります。乾季はボツワナの冬(5月から8月)で、年間の10%しか降りません。

夏は非常に暑く、日中は35~40度になりますが、深夜は日本の夏より涼しくなりました。冬は乾燥していて寒く、夜は冷えて5度以下になり、電気ストーブが必要でした。現地の人たちはストーブのない人も多く、早く寝るしかないとのこと。それでも太陽が出る日中は暑くなり、半袖の人もいました。

夏の服装

冬の服装